自転車と車の衝突事故で後遺障害3級を負った事例
認容額 | 5177万8350円 |
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年齢 | 16歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 高校生 |
傷病名 | 重症頭部外傷、脳幹損傷、び慢性軸索損傷、脳挫傷、外傷性くも膜下出血 |
後遺障害の等級 | 3級 |
症状・事故類型名 | 自転車事故、 |
判決日 | 平成26年6月27日 |
裁判所 | 名古屋地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、平成21年12月8日午前7時30分頃、名古屋市緑区神沢3丁目1928番地2先の信号機による交通整理の行われていない交差点において発生した。被害者が運転していた自転車の右側部と、加害者が所有し運転していた車の前部が衝突し、被害者は、その衝撃ではね飛ばされ、石垣に頭をぶつけるなどした。
被害者の入通院治療の経過
本件事故により被害者は、132日間の入院と、実日数54日間の通院をして治療を行った。
後遺障害の内容
本件事故による被害者の後遺障害は、高次脳機能障害が5級2号(神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの)、右前額部及び頸部の線状痕が7級14号、頭部外傷後の複視が10級2号にそれぞれ該当し、視力低下及び右臀部の瘢痕は後遺障害には該当せず、併合3級に当たると判断された。
判決の概要
本件事故は、信号機による交通整理が行われていない見とおしの悪い交差点において、被害者搭乗の自転車と加害者運転の普通乗用自動車とが出会いがしらに衝突した事故につき、加害者には交差点通過に当たり左方の安全確認を怠った過失があったが、被害者にも交差点に進入する前に一時停止したものの右方の安全確認を怠った過失があったとして30%の過失相殺を認めた事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 189万4267円 |
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入院付添費 | 76万8600円 |
入院雑費 | 19万6500円 |
通院交通費 | 3万9280円 |
通院付添費 | 13万2000円 |
将来介護費 | 702万2271円 |
逸失利益 | 6507万5932円 |
慰謝料 | 2273万円 |
家族付添の駐車場代 | 2万7350円 |
予備校と家庭教師代 | 178万8510円 |
文書料 | 2万7150円 |
既払金 | -2644万6582円 |
確定遅延損害金 | 410万3630円 |
弁護士費用 | 433万円 |
過失相殺 | -2991万0558円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
2016年10月19日 自転車事故
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