高次脳機能障害の専門家を探すには？

高次脳機能障害は誰に相談するべき？

診断を行ってくれる医師

高次脳機能障害に対応するには、まず何よりも適正な診断を受けることが必要不可欠です。

そのためには、高次脳機能障害に詳しい医師に対し、しっかりと症状を伝え、適切な診断方法による診断を受けることが重要でしょう。

生活のサポートをしてくれる機関

高次脳機能障害のサポートをしてくれる機関は、様々です。

まず、リハビリセンターでは、高次脳機能障害の具体的な症状に応じた、機能維持ないし機能向上のためのリハビリを行ってくれます。

高次脳機能障害の患者をサポートするためのNPO法人に頼るのも良いでしょう。このような団体は、定期的にセミナーや相談会を開催したりしています。

自治体によっては、行政サービスの一環として高次脳機能障害の相談等に対応してくれる窓口もあります。

賠償金の獲得のための法律家

高次脳機能障害になってしまった場合、その原因となった事故や事件の加害者に損害賠償請求をしたいと考えることもあるでしょう。その際には、弁護士や行政書士等の法律家に相談をすることが有益です。

もっとも、法律家はそれぞれ業務範囲が異なります。例えば、行政書士は、相手方と争っている部分（金額が決まっていない等）がある場合には、事件の対応をすることはできませんし、司法書士は、140万円を超える請求の依頼を受けることができません。

もっとも、弁護士であれば分野や内容に限定なく依頼を受けることができるため、ご不安な方はとりあえず弁護士に相談すると良いでしょう。

職種	具体例
診察をしてくれる医師	医師
生活のサポートをしてくれる機関	リハビリセンター、NPO法人、地方自治体の福祉課等
賠償金の獲得のための法律家	弁護士、司法書士、行政書士等

高次脳機能障害に強い専門家の探し方

高次脳機能障害の専門家の探し方の比較

高次脳機能障害の専門家を探す方法は、様々なものがあると思います。

1つ目は、タウンページや広告などに記載されている専門家に依頼をしてみることです。しかし、この方法ではたまたま見つけた専門家が本当にいい専門家なのかの判断ができないため、あまりお勧めはできません。

2つ目は、医師や知人からの紹介が考えられます。信頼できる医師や知人からの紹介であれば、非常に信頼できる専門家であると言っていいでしょう。しかし、高次脳機能障害が世間的に認知されているとはいえない現在、紹介をしてくれる方もそう多くはないでしょう。

最後は、インターネットで探すという方法が考えられます。インターネットの利点は、自宅でも調べることができ、かつすぐに専門家を見つけることができる点です。確かに信用性などの点で問題があるサイトも多いですが、現在では多くの専門家がホームページを持っていますので、そこから比較をすることでより良い専門家を見つけることもできるでしょう。

専門家を探す際の注意点

高次脳機能障害の専門家を探す際の注意点としては、その専門家が高次脳機能障害の案件を扱った実績をもっているかどうかです。

高次脳機能障害は、未だに世間に十分に認知されているわけではありません。当然高次脳機能障害の案件を扱った専門家も多くはなく、情報が不足している状況です。

そのような中で、しっかりと高次脳機能障害に対する知識を持っているか否かを判断するためには、その専門家の実績を確認することが一番です。

専門家の探し方の比較	タウンページや広告：専門家の良し悪しを判断しづらい
	紹介：信用性が高いが、紹介できる人がいないことも多い
	インターネット：簡便で、信用性の点もサイトを比較することで解決する
専門家を探す際の注意点	高次脳機能障害の実績を持っている専門家を探すこと

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