信号の無い交差点内で自転車と車が衝突した事故事例
認容額 | 4745万0065円 |
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年齢 | 61歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 契約社員 |
傷病名 | 脳挫傷、頭蓋底骨折、頭部外傷後遺症、左橈骨近位部骨折等 |
後遺障害の等級 | 5級 |
症状・事故類型名 | 自転車事故、 |
判決日 | 平成23年9月16日 |
裁判所 | 名古屋地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、平成17年1月4日午後5時50分ころ、名古屋市緑区桃山1丁目54番地先路上において発生した。本件事故現場の信号機による交通整理のされていない交差点において、交差点出口付近を右方から左方に向かい横断中の被害者運転の自転車に加害者の車を衝突させて被害者を転倒させた。
被害者の入通院治療の経過
本件事故により被害者は、70日間の入院と、822日間の通院(実日数53日)をして治療を行った。
後遺障害の内容
被害者は本件事故により、記憶力、集中力等の低下や人格変化等の高次脳機能障害のため、きわめて軽易な労務のほか服することができない状況にあるものと認められることから、「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」として、5級2号と判断された。
判決の概要
本件事故は、加害車は、当初、交差点を右折しようとしたものの、直進しようと思い直し、左方から進行してくる車両に気付き急いで交差点を横断しようと時速約20kmに加速して被害者の自転車に衝突したのであって、車を運転する加害者には、左方から来る車両に気を取られ、右方への注意を怠ったまま漫然と走行した過失があるが、他方、被害者にも左方から来る車両への注意を怠った過失が認められるとし、被害者が進行していた東西道路が優先道路であることも考慮して、過失割合を被害者5対加害者95と認めた事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 63万6570円 |
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入院付添費 | 260万円 |
入院雑費 | 10万5000円 |
通院交通費 | 13万2110円 |
将来介護費 | 1819万4812円 |
休業損害 | 278万5914円 |
逸失利益 | 1526万1400円 |
慰謝料 | 1600万円 |
損害の填補 | -807万9951円 |
弁護士費用 | 260万円 |
過失相殺 | -278万5790円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
2016年11月2日 自転車事故
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