後退中と自動車が歩行者と衝突した事故の事例
認容額 | 4087万7094円 |
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年齢 | 56歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦(パート勤務) |
傷病名 | 右前頭葉脳挫傷,外傷性くも膜下出血,左急性硬膜外血腫 |
後遺障害の等級 | 5級 |
症状・事故類型名 | くも膜下出血、被害者が歩行者の事故、 |
判決日 | 平成26年3月27日 |
裁判所 | 名古屋地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、平成20年9月9日午後2時30分ころ、愛知県安城市御幸本町14番3号先路線上において発生した。加害者が車両を運転して上記路線上の道路左側端に駐車するために後退中、同車後方を歩行中の被害者に衝突させて転倒させた。
被害者の入通院治療の経過
本件事故により被害者は、48日間の入院と、実日数7日間の通院をして治療を行った。
後遺障害の内容
本件事故により被害者は、一般就労をおよそ維持することができず、せいぜい単純な繰り返し作業に限定した就労が可能だったに過ぎないから、「特に軽易な労務以外の労務に服することができない」状態として、5級2号に該当。
判決の概要
本件事故の過失について、加害者は、被害者が車両の直後を横断したものであると主張するが、加害者の供述によれば、後退を開始してから被害者と衝突するまで若干の時間が経過していることが窺われ、そうすると、加害者の主張するとおり時速10kmで後退したとしても、若干の距離を後退してから衝突したということになるから、直後横断とは言い難く、また、被害者が道路を横断しようとしたことを勘案しても、本件事故現場付近が人や車両の多いと思われる商店街であることや加害者の運転態様からすれば、加害者の後方確認義務違反の過失は大きいものといわざるを得ないから、本件においては過失相殺をすべきではないとした事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 695万5320円 |
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入院付添費 | 1727万6419円 |
入院雑費 | 7万2000円 |
休業損害 | 269万4443円 |
逸失利益 | 1861万1768円 |
慰謝料 | 1500万円 |
損害の填補 | -2641万6020円 |
確定遅延損害金 | 218万3164円 |
弁護士費用 | 350万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
2016年11月30日 くも膜下出血, 被害者が歩行者の事故
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