交差点で信号無視の自動車と衝突し負傷した事故事例

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認容額 3556万6182円
年齢 9歳
性別 男性
職業 小学生
傷病名

頭部外傷,脳挫傷,びまん性軸索損傷,下顎部・口腔内裂創,5歯完全脱臼等

後遺障害の等級 9級
症状・事故類型名 脳挫傷、自転車事故、
判決日 平成26年8月22日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成18年6月11日午後3時15分ころ、埼玉県久喜市久喜東5丁目17番8号先交差点において発生した。加害者が運転する普通乗用自動車が、対面信号が赤信号であったにもかかわらず上記交差点に進入し、左方から同交差点に進入してきた被害者が運転する自転車と衝突した。

被害者の入通院治療の経過

本件事故により被害者は、21日間の入院と、実日数99日間の通院をして治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺障害は、神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの9級10号。男子の外貌に醜状を残すものとして14級10号に該当し、併合9級に該当すると判断された。

判決の概要

本件事故は、加害者運転車両が、対面信号が赤信号であったにもかかわらず交差点に進入し、左方から交差点に進入してきた被害者運転の自転車と衝突し、脳挫傷等の傷害を負い、後遺障害を残した被害者らが賠償請求をした事案。裁判所は、被害者の後遺障害が頭部外傷後の神経系統又は精神障害及び外貌醜状であることを踏まえ、後遺障害慰謝料の全額、後遺逸失利益、将来の治療費の相当額等を認め、加害者の過失相殺の主張を否定して、被害者の請求の相当額を認容した事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 169万5883円
入院付添費 39万1756円
入院雑費 3万円
通院交通費 4万5770円
逸失利益 2143万9086円
慰謝料 1020万円
将来治療費 67万2290円
物損 5000円
損害の填補 -211万3603円
弁護士費用 320万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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